5年ごとに行われる総務省の調査により、現在日本は約800万戸の空き家を抱えていると判明しました。日本全体を賃貸住宅経営に例えると、空き家率は13.1%。もし2003年のペースで家を作り続けた場合、2040年には空き家率が43%に達するといわれています。いわゆる「お隣は空き家」状態。今後、多額のローンを組んでまでマンション購入はしたくないという人も増え、不動産売買の市場は確実に衰退するといわれています。今マンション売却を検討している人は、せっかく高いお金を払って購入したマンションに価値がなくなってしまった…なんてことになる前に、出来るだけ早く売却しておくことをおすすめします。
相場より高くマンションを売却するために大切なのは、購入者が「住んでみたい」と思えるような環境づくりです。この居住環境というのは、居住者が変わるたびにメンテナンスを行うというオーナーもいるくらい重要なポイントなのです。設備の問題は自分だけでどうにかできない部分もありますが、内覧日までに徹底して掃除しておく、といった自分でできる努力は惜しまない方がいいでしょう。特に中古マンションの場合は新築に比べて設備に古さがあったり、ほころびがあったりする可能性もあるので入念にチェックしておくべきです。「フルリフォームするからどれだけ汚くてもいい」という購入者もたまにいるかもしれませんが、それは相場より出来るだけ安い価格で買いたたこうとしている可能性もあります。キレイにしておくに越したことはありません。
自分でできることを精一杯やった後は、中古マンションを売却査定してもらいましょう。大和ホームズオンラインが運営している「住まいのバトン」では、オンライン無料査定と不動産鑑定士による調査・訪問査定の2種類を行っています。オンライン査定では手軽に、訪問査定ではより詳細に中古マンションの価格がわかります。ここで相場よりも高い査定結果が出たのであれば、需要が高い今のうちから早めに売却活動を始めるのが得策です。
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